論文感想・データ解析 van Dokkum 2001 "Cosmic-Ray Rejection by Laplacian Edge Detection"
Cosmic ray eventsやradiation eventsがCCD面上に入った場合、
1枚の画像だけからそれを取り除く手法。
より具体的には、
Cosmic ray eventsやradiation eventsは隣のbackgroundのピクセルから
カウントが急にあがるので、その性質を利用して、Laplacian filterを使って除去するという手法。
最近、厚い(e.g.,完全空乏型)CCDカメラが普及してきて、
それをしっかり取り除くことが重要視されてきており、需要が上がってきてます。
結構高精度で除去してくれます。
もちろん、あまりにもundersamplingな画像の場合は
暗い星を消してしまったり、明るい星の裾野を消してしまったりしますが。。。
最大の欠点は、処理に時間がかかりすぎること。
pyrafバージョンはirafバージョンよりかは格段に高速です。
しかし、まだちょっとフラストレーションがたまります。。。
FPGAを利用すればもう少し改善されるのかもしれません。