天文をやるには物理を選択すべきか?地学を選択すべきか?
@sse_hayabusa2 さんのツイート
MEF では、高校地学の履修に関して議論が盛んになりつつあるが、全国の高校1年生における地学基礎の履修率は7.5%(物理36%,化学54%,生物57%) という数字を見て、改めて驚いた。従来の二領域選択を思い起こすと、頭を抱えるところ。大学入試が絡むとは言え、悲しい現実。
@tentairikigaku おはようございます。小惑星など、小さな天体へのイントロデュースを企んでいるわけではなくて、中学生であれば、太陽系のオーバービュー、高校生になり、進学をも考慮しつつ、その進む先の選択を考え、さらに絞った取り組みが出来れば良いですし、
を受けて、
天文を学ぶには物理を選択すべきか?地学を選択すべきか?
という問題を考えてみました。
まず、ここでいう「天文を学ぶ」という部分、
どう捉えるかでけっこう答えが変わりそうです。
私は
「天体の形成進化や天文現象を解明する」
と定義しました。狭いなあと思われるかもしれませんが、
私の定義はこのとおりです。
で、私の答えを述べる前に、心の底の意見を述べたいと思います。
実はこの2択あまりよくないと考えてます。というのも、
物理も地学もあまりにも多くの分野を網羅しようと考えて
いらっしゃってちょっと無理があるのでは?と感じているからです。
ですから、私の心の底の意見は
「物理や地学のそれぞれの分野をチャプターごとに切って、
この中から最低〇〇個選ぶこと」
としてはどうでしょうか?というものです。
つまり、物理あるいは地学を選択するというのではなく、
物理の中の〇〇と△△、and/or 地学の中の□□と◇◇を選択するという
形の方がよいと考えてます。
そうすると、系統立てて学べなくなりますよ〜
といったご意見が出てくるかもしれませんが、
物事を理解する筋道は無数にあってよいはず。
教える側は、理解する筋道までガチガチに固める必要ないでしょう。
このままで終わると、「逃げ」になってしまうので、
それができない現状ではどうすべきか考えてみました。
私のとった手法は、
「天体の形成進化や天文現象を解明する」ことに
直接関係ある項目がどれくらいあるかです。
すると、物理の方が多くあると私は考えました。
ということで、私は
「天体の形成進化や天文現象を解明する」ことに興味のあり、
大学でそれを学びたい方には、物理をお薦めしたいと思います。