比熱と熱伝達率と熱伝導率
・比熱
・熱伝達率
・熱伝導率
この3つの単語は
熱解析を行う上でも、
熱の流れを考える上でも、
とても重要な単語です。
しかし、混同されて使われることが
けっこうあります。
でも、図で考えれば難しくないです。
1.比熱
ある物質1gがあります。
これに外から「えいっ」と
熱を与えます。
この時物質は暖かくなります。
ちょうど1℃上がった時の
熱の大きさが比熱です。
2.熱伝達率
たいてい物質は単独では存在していません。
なにか別の物質と接触しています。
接触している面積を1㎡としましょう。
温度が違う物質同士が接触していると、
熱のやりとり(移動)が起こります。
ちょうど1℃温度が違う物質同士が接触した
とします。
この時どれくらいもう一方の物質へ
熱が伝わるか、
表した量が熱伝達率です。
3.熱伝導率
先ほどの、2つの物質が接触した状態を
もう少し詳しく見ていきます。
実は、2つの物質は
より小さな領域に分かれます。
この小さな領域にある物質同士は
熱のやり取りをします。
こうすることにより、
より厳密に熱のやり取りを計算できます。
距離1m離れた領域にある物質同士が
温度1度だけ異なっているとき、
もう一方の物質へどれくらい熱が伝わるか、
表した量が熱伝導率です。
簡単でしょう?
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