sakamttyの日記

天文、宇宙、子育て、コスメ、本・絵本について書いてます。

音声ファイルのテキスト化の自動見積もり

見積もり(価格付け、プライシング)って、
ビジネスをする上でとても重要な部分で
設定される価格次第で
そのサービスや商品が
売れるのか売れないのか
決まるといっても過言ではありません。

その一方で、見積もりの質と同時に、
そのスピード感もとても大切になります。
見積もりが遅いと最悪、
本来受注できる案件でさえ
失注することになってしまいますから。


この見積もりの自動化、最近いろいろな分野で
わりと流行っております。

有名どころだとこちら。

meviy.misumi-ec.com


で、
今回紹介したいのはこちらのサービス。
「音声ファイルのテキスト化」
http://tentai.wp.xdomain.jp/soudtotext/

tentai.wp.xdomain.jp


見積もりが自動化されたときの顧客体験、
ぜひ体験してみてください。

SES案件情報(6/23)1件 【6/24面談設定済】Ruby1年ほどのエンジニア探してます。

【明日(6/24)14:00から関内または馬車道で面談設定済】
Webアプリ開発/Ruby1年ほどの人/50万/7月/横浜・関内駅 

【連絡先】

tsuyoshi.sakamoto@o-lineinc.jp

【作業概要】
ビル内のカメラ・IOT機器に繋がったアプリ提供
主にUI部分の開発(他機能もありそう)

【工程】
製造・単体試験

【環境】
Linux CentOS
RubyJava Script・Node.jsなど

【期間】
7月~8月(継続の可能性高いです)

【作業場所】
横浜・関内駅

【必須スキル】
Rubyの経験1年程度

【募集人員】
3名

【予 算】
スキル見合い 〜45万

【精算条件】
140-180h

【打ち合わせ回数】
1回

「電気エネルギーを使用しない軽量・安価な流体駆動義手」、産業用ロボットアームに使えそう

1/10 【高専 新技術説明会】に行ってきました。
発想はシンプルでおもしろい義手に会えましたので、紹介します。

 

 

今回紹介するのはこちら。

 

電気エネルギーを使用しない軽量・安価な流体駆動義手

f:id:sakamtty:20190113075023j:plain



 

(1)解決しようとする課題

・現在市販されている義手は重く、価格も高い(数十万円~数百万円。)

・バッテリが必須であり、それによって使用時間が限定される

・やわらかい物をもつのが難しい

(2)ソリューションとその原理

・流体(空気・水・油)駆動型の義手

・流体は腕の回転・ひねりのエネルギーを使用して駆動 

f:id:sakamtty:20190112223545j:plain

(3)メリット

・流体は軽い重量で強い力を生み出すので、軽量化可能

・構造がシンプルなので、低コスト化可能

・無動力なのでバッテリ不要

(4)課題

・現在は2指タイプのみ。

・実証実験不足。量産体制もまだ。

私の質問と登壇者の回答

Q.産業用のロボットアームへの応用は可能。

A.可能。

Q.健常者にとりつけ、四本の腕の2本として駆動することは可能か?

A.単純な動きなら可能。また、必要となる把持力の確認は必要。

私の期待

医療・福祉分野での義手としてではなく、

産業用ロボットアームとして利用できないだろうか?

と考えてます。

というのも以下の3つの理由からです。

・産業用のロボットアームはとても重いので、

 軽量で強い力を生み出す構造物が強く望まれている。

 例えば、COBOTTAですと、せいぜい500gのものをつかむのが限界。

・産業用の方が速く応用できそう

 人へ応用するには、少なくとも5指かつそれぞれの指の関節が2つ必要となりそう。

 しかし、産業用なら、2指かつ指関節なしで十分な場合が多いので。 

・安価で製作できることを強調されていましたが、

 価格の見積もりが甘い気がしてます。

   現在いくつかある競合プロジェクト

 (Open BionicsHandii CoyoteRehand

 と違って、資金は高専の自己資金のみで製作しているようです。

 となると、これから迫りくる量産体制整備はそれなりにお金と時間がかかるはず。

 となると、そんなに低価格では売れないはずなんですよね。

 少なくとも初期段階では。

 個人が気楽に買えるよう向け価格での販売はまだまだ難しいという判断。

 

可能なら、うちのCOBOTTAさんにつけてみたいです

(腕を含め、ちょっと改造は必要かもしれませんけど)。

重たいものが把持できなくてとても困ってます・・・。

もちろん、つけたら、いじり倒していやりますよ(笑)。

 

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マイクロホンアレイで録音し二次元FFTかけると、特定音源のみ聞けるようになるらしい

12/6 【山梨大学 新技術説明会】に行ってきました。
早くモノづくりしてほしいセンサに出会えましたので、紹介します。

 

 

今回紹介するのはこちら。

 

焦点位置からの音のみを収録するスマホサイズのアレイ

 

f:id:sakamtty:20181213082156j:plain

 

 

(1)原理

 ①円弧上に並べたマイクロホンアレイで録音

f:id:sakamtty:20181213092606j:plain

 ②2次元フフーリエ変換し、時空間音圧分布画像を作成

 ③雑音の分布をモデル化し、除去

 ④特定の音源からの音のみ検出

(2)メリット

・欲しい音だけ取得できる(ノイズカット)。

・特定の人同士のコミュニケーションを実現し、次世代SNSに利用できる

・シンプルな解析手法を用いているため、応用が簡単。

(3)課題

・マイクロホンアレイを使って実験していない

私の質問と登壇者の回答

Q.可聴域を若干超えるような帯域(20-40kHz)の音でも

 この方法を適用できるのでしょうか

A.原理的にはできる。実際は、音のセンサであるMEMS

 をどこまで近づけることができるかがキーとなる。

 場合によっては、MEMSを複数列に並べて配置するなど

 工夫が必要になるかもしれない。

Q.音源特定の空間分解能はどれくらいでしょうか?

A.理論的には特異点的なふるまいをするので無限。

 実際は1度くらいまではいけるだろう。

私の期待

モノが登場するのかな?と思っていましたが、

それがなかったのは個人的にちょっと残念でした。

産業界での利用先としては、

・工場における機械の異音検出

に使えるかな?と思いました。

機械の異音検出は、

現在1個のマイクロホンで拾った音を解析することによって

実施されています。

しかし、欲しい機械の音以外の音がけっこう入ってしまうため、

マイクロホンの設置位置もけっこう重要になります。

そのため、音のデータを解析する前に、

目的とする音がよくとれるよう、

設置位置のトライ&エラーを繰り返しています。

この作業は、ちゃんとやろうとすると、意外と時間がかかります。

 

本発表の理論を適用すると、この作業の手間が省け、

適当にポンとマイクロホンアレイを設置して、解析するだけで、

データ解析に使える音データを取得できるはず。

いいことづくめです。

 

また、個人的には、補聴器の代わりになってほしいです。

というのも、 現在の補聴器めちゃくちゃ高いです。

どんなに安くても20万円くらいします。

この先も機能追加していき、どんどん高額になっていくでしょう。

その流れに対して、本発表の手法は独立した立ち位置にあります

(少なくとも技術的には)。

なので、安価な補聴器が到来するかもしれません。

 

それ以外に、登壇者の発表にもありましたが、

次世代SNSにも使えるかもしれません。

 

まだまだ理論の域を出ていないですが、

これからどう発展していくのか注目したいです。

 

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11/29 新技術説明会【SMAワイヤアクチュエータ】が将来性のあるものに進化しつつあった

11/29 【スマートデバイス・計測 新技術説明会】に行ってきました。
将来性あるアクチュエータに出会えましたので、紹介します。

 

 

今回紹介するのはこちら。

 

SMAワイヤアクチュエータの音声周波数帯域駆動

 

f:id:sakamtty:20181129231258j:plain

 

(1)原理

SMA(形状記憶合金)を使ったアクチュエータ。

パルス波にバイアス電圧を印加することで、 

入力電圧に最も敏感に変位の変わる状態を維持し、

これまでよりもより高い周波数帯での駆動を可能にした。

※SMA(形状記憶合金)の特性

www.actment.co.jp

 

(2)メリット

・6kHzまでの駆動が可能

(今まではたかだか1kHzまで)

・ピエゾ素子のような高い電圧の印加は不要

(3)課題

・より高周波帯での駆動

・ 弾性体の形状配置

・音声周波数帯でのアクチュエータ応用先

私の質問と登壇者の回答

Q.SMAワイヤー、もっと細くできますか?
A.できる。今使っているのは直径150 μm のものだが、
    市場には直径が50 μm のものが出ている。

Q.より高い周波数帯で駆動できないでしょうか?
できれば可聴域を超える周波数。
A.できるかもしれない。ワイヤーの直径を小さくすれば、
 SMAは冷却しやすくなるので、より高周波数帯で駆動できる可能性はある。 

私の期待

個人的には、SMAワイヤー、アクチュエータとして前から期待していました。

ただ数百Hzという低くかつ可聴域でしか駆動しないというのが大きな欠点。

これだったら、お安く入手できるピエゾ素子

(ちょっと高い電圧が必要になりますが、)を使います。

 

しかし、もし、10kHz以上で駆動するのであれば

ピエゾ素子よりも低い電圧で駆動できる(ひょっとしたら5Vくらいでも)

はずなので、回路設計や省エネ対策など考えることが減り、

直接的に(シンプルに)使うことができるようになります。

 さらに、非可聴域で駆動できるようになれば、

無音で動く振動体となりますので、応用先はめちゃくちゃ広くなります。

ということで、けっこう期待してます。

 

今回は、バイアス電圧の印加により、6kHzまでの駆動が可能になった

という話。これ、すごいです。今まで(1kHz)と比較すると。

ある程度高い周波数で駆動できるようになってます。

将来明るいアクチュエータのように感じました。

ちょっと感動!

 

音声周波数帯でのアクチュエータということで

応用先を探すのもよいですが、

できれば、 

SMA、もう少し高い周波数で駆動できるようになってほしいです。

最低 10 kHz 以上。できれば20kHz以上。

 

ということで応用研究ではなく、基礎研究進めてほしいです!

 

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