天文、宇宙
Karakas 2011は、最近のAGB星の理論のレビュー。 主にconvectionに焦点が当たっています。 Di Criscienzo et al.はそれをうけて、より金属量の枯渇した星の話。 数値シミュレーションのパラメータの自由度がかなりあるようなので、 まだまだ結果が大きく変わ…
政府、モンゴルに人工衛星売り込み-年内にも覚書協定 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720130410eaaj.html これを気にモンゴルのどこかに、 スペースデブリ観測用に口径2mくらいの光学望遠鏡を置いて、 一緒に観測させて頂けませんか? 自国で衛星運用す…
アメリカとオーストラリア、space situational awarenessの推進について合意 http://www.spacewar.com/reports/US_Australia_agreement_promotes_space_situational_awareness_999.html この記事、なかなか興味深かったです。 私の勝手な感想を述べてみます…
Cosmic ray eventsやradiation eventsがCCD面上に入った場合、 1枚の画像だけからそれを取り除く手法。 より具体的には、 Cosmic ray eventsやradiation eventsは隣のbackgroundのピクセルから カウントが急にあがるので、その性質を利用して、Laplacian fil…
SDSSで発見された非常に暗いHercules矮小銀河(Hercules ultra faint dSph,UFD)の明るい星を複数高分散分光したというもの。 おもしろいことに、様々な低い金属量の星([Fe/H]=-3.2~-2)について重い中性子捕獲元素であるBaが低いことがわかってます。 これは…
最近話題になっている、銀河系ハローで、 金属量が枯渇していている星達が銀河系回転と逆回転しているorしていない とかいう論争に関する論文。この論争、まだ決着ついていません。 この論文は「逆回転はしていない」ということを主張してます。 新しいとこ…
国家予算はどうつけるべきでしょうか? 美星スペースガードセンターでの観測について、 お金の流れは JAXA統合追跡ネットワーク技術部 「スペースデブリと地球近傍小惑星」の観測依頼 ↓ 日本宇宙フォーラム (美星スペースガードセンターの観測施設(1m望遠…
地球近傍小惑星の監視ですが、 やらないといけないのは、 大きく分けて、 1、地球軌道よりも外側から近づく地球近傍小惑星の探索・監視 2、地球軌道よりも内側から近づく地球近傍小惑星の探索・監視 3、上記の地球近傍小惑星の構造や組成、自転運動の決定…
とある小惑星が地球に衝突するとわかっても、 日本はどう対応するかは、まだ決まってません。 それどころか議論さえ始まってません。 ここでは、それを先取りして、 「小惑星が地球に衝突するとわかったらどうすべきか」 個人的な見解を述べてみたいと思いま…
ロシアの隕石落下で、地球に衝突する小惑星(地球近傍小惑星、以後NEA)の監視観測に 注目が集まっていますが、今現在、日本での観測体制についてまとめました。 まず、日本の国家が一番支援している(税金が一番流れている)観測体制は、 JAXA統合追跡ネッ…
防衛省がレーダーでスペースデブリ観測を開始するようです。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130402-00000011-mai-pol 私は軍用レーダーについて詳しくありませんが、良いことだと思います。 これで日本国内でのスペースデブリ観測について競争原理が…
昨晩つぶやく予定が1日経ってしまいましたが、最近の地球近傍小惑星追跡観測について統計処理した結果を連ツイします。あまりご迷惑かからないように、M氏のような10ツイート程度でやめるスタイルをとりたいと思います。 ----- 統計処理に使ったのはMinor…
JAXA広報誌「航空プログラムニュース」の未来技術座談会「自家用飛行機が普及するには何が必要か マイカーからマイプレーンへ[前編]」 http://www.apg.jaxa.jp/publication/magazine/2012/pdf/no26-0811.pdf なかなかおもしろい記事です。 私が一番関心をも…